ー 入社した経緯は?
地元九州で就職を考えていて、食品メーカーを中心に探していました。母の友人がパン屋さんを経営されていて、小さな頃から朝食はパンで、馴染みのある食品でしたし、面接時の雰囲気が和やかでこの会社の方と一緒に仕事がしたいと思い、入社を決めました。
ー 現在の仕事内容は?
社会人1年目は、フランソア・グループの各工場を1〜3ヶ月単位でまわる現場研修の期間でした。原料などの発注や管理を行う資材から、製造一連のラインで実際の作業に入り、商品ができるまでの流れを学びました。工場に研修に行ったことで、ラボで試作をする時に工場で実際にどんな作業になるのかイメージが湧くようになりました。4月から基礎研究課に配属になり、新たな環境で頑張っています。環境も仕事内容も大きく変わり、不安とワクワクした気持ちがあります。大学では食中毒菌に関する研究をしていましたが、まだ研究テーマは決まっていないので、先輩に学ばせて頂いています。
ー 入社してからの発見や驚きはありましたか?
工場では、たくさんの人の仕事で一つの商品を製造するため、仕込み、成形、加工、焼成、包装する部署まで、良品製造のためにコミュニケーションをとりながらの仕事がとても重要だと感じました。
ー 正直、辛かった時期はありますか?
入社してから半年目までが一番辛く感じました。学生から社会人になり、働く人、環境が大きく変化したことに慣れるまで大変でした。また、研修中で配属先が決まっていない中で、大学の同級生が配属先で仕事を任されたなどといった様子を聞くと焦りもありました。そういうときは、大学の同級生と電話で悩みを話したり、高めのご飯でプチ贅沢をするなど、社会人ならではのお金の使い方をして、気分転換をしていました。
ー 職場で相談できる方はいますか?
研修も一緒に過ごした同期に相談し、悩みや不安な気持ちを共有しています。話してみると大きな悩みではなかったなと気持ちが軽くなることもあります。同期は皆食べること大好きなので美味しいご飯屋さんに行き、時間を忘れて話しています。同期とは研修期間では各地域で美味しいご飯屋さんに行ったり、観光もしました。
ー 就活中の方にメッセージを。
「なるようになる」という言葉を贈りたいです。不安や緊張、自分の思い通りにいかないこともありますが、努力に必ず結果はついてきます。色々な会社や商品を知れたことは良い経験でした。私は食品メーカーを中心に就職活動をしていましたが、一つの商品が作られ、店頭に並ぶまで、原料メーカー、機械メーカー、物流会社などたくさんの会社が関わっていることを知ることができたのが良かったです。